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玉手箱みたいな日々をつづる日記です

通訳案内士(通訳ガイド)が添乗員免許をとるべき理由

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観光業界において、添乗員は、ツアーに付き添って、旅程管理をする人であり、ガイド(バスガイド、ネイチャーガイド、通訳ガイドなど)は、観光地の魅力を発信する役割を担っていると思います。

 

通訳ガイド免許を持っているけれども、添乗員免許は持っていないという人に向けて、添乗スキルについての研修を行うのですが、その過程で、まとめたことを書きたいと思います。

もくじ

1、添乗とは旅程管理

旅程管理とは、募集型企画旅行受注型企画旅行における旅行者の安全と旅行の円滑な実施を確保するために旅行会社が行わなければならない業務のこと。具体的には、旅行者に対する運送サービスなどの確実な予約や提供、計画に変更が生じた場合における代替サービスの手配など。

旅行業法および旅行業法施行規則、標準旅行業約款に定められており、安全配慮義務もこのうちの一つにあたる。チーフ添乗員になるには、旅程管理業務に関する研修を受け、研修の終了前後1年以内に1回以上、または研修終了後3年以内に2回以上の実務経験を要する。                (https://www.tourism.jp より引用)

 

2、通訳案内士が添乗技術を身につける必要性について

①コンプライアンス(法令遵守)

ツアーには添乗員をつけることが法律で決められています。ただ、現状では添乗員をつけずに、通訳ガイドだけが添乗員の仕事もこなしつつ、ツアーを担っていることもあるようです。添乗員資格の無い通訳ガイドだけでツアーを行い、もしこういう現状が誰かの報告で知られた場合、企業は法律を犯していることになってしまいます。そのため、大手旅行会社の中には、通訳ガイド登録者に添乗員免許取得を促すところもあります。

 

②経費削減

ツアーに添乗員をつけるとなると、添乗員+通訳ガイドのツアーを企画しなければならず、旅行会社としては、経費がかさみます。そのため、インバウンドの企業は、添乗員をつけて、現地ガイドが各観光地で短時間の案内を行うといったツアーを企画したり、もしくは、通訳ガイドが全部1人でつきそってガイドも添乗も行うというツアーを企画したりするようです。

 

一番経費がかからないのは、通訳ガイドが添乗もできる場合だと思います。通訳ガイド資格をお持ちの方は、添乗資格も持っていると、仕事の幅も広がりますし、旅行会社からの依頼も増えるのでないか、と思います。

 

③ツアーの仕事における旅程管理の重要性

ツアーを依頼された場合の話ですが、いくら優れたガイド力があっても、旅程管理ができないと、素敵な旅行も台無しになる可能性があります。旅程や時間の管理がずさんなために、お客さんを不愉快な気分にさせてしまうこともありえます。

旅行には常にトラブルがつきもので、状況は刻一刻と変化します。そんな時に、冷静に判断し、不愉快な気分にさせない努力が必要だと思います。

ガイドは二の次、プロの通訳ガイドであれば、最低限の旅程管理はできた方が良いと思います。

  

④本当の「おもてなし」が可能に

添乗技術の向上によって、様々な旅の工夫が可能になり、本当の「おもてなし」も可能になると思います。例えば、トラブルをチャンスに変えたり、お誕生日の企画などを行ったり、旅の途中で、楽しい思い出作りのお手伝いができると思います。これこそが本当の「おもてなし」なのではないかと思うのです。お客様との一期一会の出会いを大切にし、素敵な思い出をたくさん作っていただく。

 

そのために、無駄な時間をできるだけ省き、いらいらするような時間を楽しい時間に変えるとか、楽しい思い出をたくさん作ってもらえるような旅行の運営ができるスキルというのは、ガイド力よりもむしろ必要とされているスキルなのではないでしょうか。

3、まとめ

通訳ガイドは本業としては成り立ちにくい仕事ではありますが、日本の魅力を世界に発信できる、とてもやりがいのある素敵なお仕事だと思います。

1人2人と辞めていく中、私は、最後の1人になっても、福井でやるぞ!と思ってます。このような発信で、1人でも添乗員スキルを身につけたいと思われる通訳ガイドさんが現れると良いなと思います。